2009年01月07日

「エッジ」(上)(下) 鈴木光司

期待を裏切りません。

年末に買ってあったのに、手をつけたのは、一昨日のこと。かなり集中して堪能しました。

冒頭、πの値をコンピュータで計算してみたら、以前から知られていた値と違っていることが発見されて...
世の中を記述してモデルができるのか、モデルを作ることによって世の中が構成されるのか。
モデルに従って、世の中を見ることで、世の中が出来上がっているとしたら...見ようとしないものは、世の中に存在していないのかもしれない。宇宙のなぞが解明されていくことによって、世界が構築されていくのだとしたら...

モデルの破綻は、何を意味するのか。

物理の世界での破綻と男女の関係の破綻、人と人との関係性を絡めて描いていく。この辺は胡散臭い部分もあるのだけれど、物語としての完成度は高いと思う。
結末はもうちょっと違う形で、もっと読ませてもらえると文句なしです。

ところで、こういう世界観って、以前の三部作との関連が伺われるような気がするのですが、今回も関連した作品を書いてくれるっていうことはないんでしょうか?
posted by たま at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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